ドミニカ代表の野手が大麻使用で五輪メンバー外れる 代役招集は厳しい状況に
ドミニカは28日に侍ジャパンと初戦を迎える
東京五輪に臨む野球ドミニカ共和国代表のディエゴ・ゴリス内野手(アギラス・シバエーニャス)がドーピング違反により3か月の出場停止となり、代表メンバーから外れることが明らかになった。
ドミニカ共和国オリンピック委員会が24日、6月にメキシコで行われた東京五輪最終予選でのドーピング検査の結果、ゴリスの大麻の成分が検出され、3か月の出場停止処分が課されたと発表した。ゴリスは5月に米国で行われた米国大陸予選、6月の世界最終予選に三塁手として出場していた。
地元紙「エル・ディア」によると、ゴリスはパドレス傘下の3Aエルパソに所属していた2018年にも禁止薬物の使用で50試合の出場停止を受けているという。また、地元紙「リスティン・ディアリオ」は「チームは代役を探しているが、予選で重要な役割を担っていたゴリスの離脱は痛手になる」と指摘している。
同国のオリンピック委員会も公式ホームページに「(日本は)地理的にも遠く、また選手の所属チームからの許可も貰わなければならないため、五輪というハイレベルな舞台でプレーできる質の高い選手を今から探すのは、難しく複雑な作業。だがベストを尽くしたい」というドミニカ代表の野球チームディレクター、ホセ・ゴメス・フリアス氏のコメントを掲載した。
ドミニカ共和国は28日に日本との初戦を迎える。海外からの代役招集となれば、移動やPCR検査も伴うため、代役の選手が日本戦に間に合わない可能性もありそうだ。
(Full-Count編集部)