ソフト日本代表、銀メダル以上確定! 後藤が6連続Kの好リリーフで劇的サヨナラ勝ち

ソフトボール日本代表がカナダを下し銀メダル以上が確定した【写真:AP】
ソフトボール日本代表がカナダを下し銀メダル以上が確定した【写真:AP】

先発の上野が6回零封、山田が劇的な一打を放ち、タイブレークの末にサヨナラ勝ち

■日本 1ー0 カナダ(25日・1次リーグ・横浜)

 東京五輪のソフトボール日本代表は25日、横浜スタジアムでのグループリーグ第4戦でカナダに延長タイブレークの末にサヨナラ勝ちし、銀メダル以上を確定させた。両チーム無得点で迎えた8回に山田恵里が中前へのサヨナラ打。4連勝でグループリーグ2位以上が確定し、7月27日に予定されている決勝へ進むことが決まった。

 日本はエースの上野由岐子が3試合目の先発マウンドに上がると、カナダ打線をねじ伏せた。2回には相手のバットをへし折る場面も。5回には先頭のソーリングに二塁打を許し、ポリドリの内野ゴロで1死三塁のピンチを招いた。ここで上野はエンツミンガーを見逃し三振、ラングを投ゴロに打ち取って窮地を脱した。

 上野が6回までカナダ打線を無失点に封じると、7回からはここまで好リリーフを見せてきた後藤希友がマウンドへ。左腕は7回を3者連続三振に封じる好リリーフ。その裏の攻撃で日本は1死満塁のチャンスを作るも、市口侑果は二直、内藤実穂が一飛に倒れて、絶好のチャンスを逸した。

 両チーム無得点のまま、試合は延長タイブレークに突入。無死二塁から始まるタイブレークだったが、2番手の後藤がまたも3者連続三振に封じる好投。登板から6連続三振と圧倒的な投球を見せると、その裏、日本は山本優が犠打を決めて1死三塁に。カナダベンチは藤田倭、山崎早紀を故意四球で歩かさせ、満塁策を選択。ここで山田恵里が中前への決勝打を放ち、劇的なサヨナラ勝ちを収めた。

 日本はグループリーグ第5戦のアメリカ戦を残して、グループリーグ2位以上が確定。決勝進出が決まり、銀メダル以上が確定した。2008年の北京五輪以来、3大会ぶりに競技として復活したソフトボール。日本、アメリカのほか、カナダ、オーストラリア、イタリア、メキシコの6か国が出場し、総当たり戦のグループリーグを戦い、上位2チームが決勝へ、3位と4位のチームが3位決定戦に進む形式となっていた。

 日本代表は前回大会だった2008年の北京大会で悲願の金メダルを獲得。母国で行われる13年ぶりの五輪で2大会連続金メダルを目指している。

【動画】タイブレークを制し銀メダル以上を確定! 山田が放ったサヨナラタイムリーの実際の映像

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