侍ジャパン稲葉監督、ソフトの激闘で“打”を再認識 「国際試合ではホームランが大事」

侍ジャパン・稲葉篤紀監督【写真:荒川祐史】
侍ジャパン・稲葉篤紀監督【写真:荒川祐史】

28日ドミニカ共和国戦の舞台・福島入り

 東京五輪の野球日本代表「侍ジャパン」は26日、1次リーグ初戦のドミニカ共和国戦(28日)の舞台となる福島に入った。1週間にわたって強化合宿を行った宮城・仙台市からバスで移動。この日は試合会場の福島あづま球場には立ち入れず、IDの交付を受けただけだったが、オンライン会見に臨んだ稲葉篤紀監督は「厳しいセキュリティがあり、ボランティアの方々をはじめ関係者がたくさんいるのを見て、いよいよ始まるという気持ちになった」と口元を引き締めた。

 27日にはあづま球場で前日練習が行われる予定だが、あいにく台風8号の接近に伴い予報は雨。グラウンドが使えない場合は、ブルペン内で打撃練習などを行うが、稲葉監督は「雨の状況次第だが、できれば外野フェンスや芝の状態を確認できたら」と祈るような表情を浮かべた。

 強化合宿を行った楽天生命パーク宮城は、内外野に天然芝が敷かれていたが、あづま球場は人工芝。「人工芝になれば打球のスピードが上がるので、特に内野手は気をつけないといけない。雨を含めばボールがスリップすることもある。本当はそのあたりも確認したい」と指揮官として心配が尽きない様子だ。

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