大谷一問一答 初回二盗は「長く投げるため」 米自己最多5勝目より「感覚が大事」
登板時のヘッスラ帰塁は「抵抗はない」
――ここ3試合の投球がいい。何がいいのか。
「その試合によって相手のアプローチの仕方も変わってくる。今日だったら、2ストライク後に変化球ケアをしてるのかなという雰囲気が出ていたので。そこでムキに真っすぐで三振を取りにいってやろうみたいなところではなくて、スライダーも良かったので、狙われていても、しっかり投げきれば打ち取れるかなと思っていたので。今日は変化球中心の配球が多かったなと思います」
――数試合はスプリットの割合が減っている。
「全体的にスライダーが良かったので。まぁそっちをメーンで使っていたという感じですかね。今日も3巡目ぐらいは多めに使いましたし、相手の狙いによって投げ分けたいなというのはあるのかなと思います」
――投打で結果を残し、MVPに現実味が出てきている。明確に見えてきているか。
「そう言われるのは嬉しいことではあるんですけど、一番はここ4年間は2つで完走していないので。最後まで健康体で自分のパフォーマンスを維持できればいい。その先で、そういうものが取れたら幸せじゃないかなと思います」
――初回に盗塁を決めた。走ることで投手の影響を考えるか。
「考えることはありますけど、自分自身が長く投げるためにも点を入れた方がいいので。そこで1点入る、もう1点入れられるシチュエーションなので。自分がしっかり二塁に進むことの方が自分が投げていく上では重要なことかなと思います」
――走って投球する。むしろ、それが自然の流れか。
「そうですね。特に変に意識することもないですし、そのせいで打たれたとか、そのせいでリズムが崩れたとかは特にないかなと思います」
――初回から投打でエンジン全開で疲れやボールへの影響は。
「最後の回もしっかり球速もでていましたし、体力もそれなりに残っている状態でフィニッシュはしているので。球数で代わることはもちろんありますけど、最後まで自分のペースでできていたのかなと思います」
――走者として頭から帰塁することに抵抗は。
「抵抗はないですね、はい」