大谷翔平の“脚力封じ”は「大きかった」 敵将は満足げ「優れたランナーだし」
アスレチックス右腕バシットと捕手マーフィーは6回無死一塁で大谷の二盗を封じた
■アスレチックス 2ー0 エンゼルス(日本時間31日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は30日(日本時間31日)、本拠地のアスレチックス戦で「2番・指名打者」で先発出場した。6回の第3打席で2試合ぶり安打となる中前打を放ち、4打数1安打1三振で打率.279。チームは完封負けを喫した。アスレチックスの先発右腕クリス・バシットは大谷に盗塁を許さなかったことを喜んだ。
大谷が二盗を狙ったのは、1点を追う6回無死一塁だった。ゴセリンの2球目でスタートを切ったが、バシットのクイック投球と捕手マーフィーの二塁ストライク送球で盗塁失敗となった。試合後、右腕は満足げに振り返った。
「非常に大きかった。あの時はまだ1点差だったしね。積極的に動いてくることは分かっていたから、(クイックで)マーフィーに十分な時間を与えようと思った。普段は下手くそなんだけど(笑)。走るまではスライドステップでいこうと決めていた。マーフィーが完璧な送球をしてくれたよ」
バシットは7回7奪三振6安打無失点の快投。大谷も単打1本に封じ、今季11勝目(3敗)を挙げた。メルビン監督も「非常に大きかった。今日のような試合は全ての出塁が重要になってくる。先頭打者が出て、いろんなことが起こる場面だった。(大谷は)非常に優れたランナーだしね。マーフィーが完璧な送球をしてくれた。バシットもホームまで素早く投げていた。1死走者なしに出来て大きな場面だったと思う」と振り返った。大谷の快足封じは勝負のポイントの1つとなった。
(Full-Count編集部)