菊池雄星、「妻のチャーハン」で自己最多7勝目 先頭打者被弾も「マインドを切り替え」
初回にアロサレーナに先頭打者被弾も、その後は要所締め7月以来の白星
■マリナーズ 4ー2 レイズ(日本時間4日・セントピーターズバーグ)
マリナーズの菊池雄星投手が3日(日本時間4日)、敵地でのレイズ戦に先発。6回6安打、5奪三振2失点の好投を見せ、メジャー自己最多の7勝目をマークした。試合後は、ア・リーグ東地区で首位を走るレイズに勝利したことで「こういう試合を積んでいくことでポストシーズンとかその先に繋がる」と手応えを口にした。
初回の先頭アロサレーナにいきなりソロを浴び先取点を許したが、その後は落ち着きを取り戻し粘りの投球を披露。2点リードの4回には、2死一塁からマーゴーに左前打を浴び、左翼手のエラーも絡み2点目を失ったが、6回2失点の力投を見せ7勝目を手にした。
首位レイズを相手に接戦をものにし「初球からホームランを打たれたがマインドを切り替えて。今日はそういう日と開き直ったというか、次の打者からいけたのが良かった。こういう試合は6回まで投げ切れたことが価値があるかなと思っている」と振り返った。
いきなりの被弾も冷静に気持ちを切り替えられたことを問われると、雄星らしい例え話で笑いを誘った。
「こういう時に試合が作れるのかが大事。身近な話でいえば、妻に夜中にチャーハン食べたいとお願いしたんですよ。冷蔵庫にあるものしかないけどいい? と言われ。その作ってくれたチャーハンが今まで食べた中で一番おいしかった。そういうピッチングしないといけないと思った」
7月1日(同2日)のブルージェイズ戦以来、約1か月振りの白星を挙げた菊池。メジャー3年目を迎え心身共に余裕が出てきたようだ。
(Full-Count編集部)