米国が韓国撃破し決勝進出 侍ジャパンは金メダルかけて33年ぶり日米決勝へ
韓国は決勝進出を逃し、2008年の北京五輪に続く連覇の可能性が消滅
■米国 7ー2 韓国(5日・準決勝・横浜)
東京五輪の野球競技は5日、横浜スタジアムで準決勝が行われ、米国代表が韓国代表を7-2で下して、2000年のシドニー五輪以来となる決勝進出を決めた。金メダルをかけた大一番は野球日本代表「侍ジャパン」と米国の顔合わせに。五輪決勝での日米対決はまだ公開競技だった1988年のソウル五輪以来、33年ぶりとなる。
先制したのは米国。2回1死からコロスバリーが四球を選ぶと、2死となってから盗塁に成功。ここでロペスが中前への適時打を放って先制点を奪った。4回にはウェストブルックが左翼スタンド上段に運ぶ特大のソロ。リードを2点に広げた。
5回に韓国に1点を返された米国だったが、6回に加点。1死一、三塁でコロスバリーが左前適時打を放って1点を加えると、なおも満塁としてロペスが左前適時打。DeNAのオースティンにも中前適時打が飛び出すなど、この回、一気に5点を奪って試合を決めた。
準々決勝で侍ジャパンに敗れていた米国だが、敗者復活戦を勝ち上がって決勝に進み、再び侍ジャパンと顔を合わせることとなった。日本と米国が五輪の決勝で対戦するのはソウル五輪以来、33年ぶり。野球が正式競技となった1992年のバルセロナ五輪以降では初となる。
韓国は先発のイ・ウィリが5回まで5安打2失点と粘りの投球を見せたが、継投策が大誤算。6回にリリーフ陣が炎上し、1イニングで5投手を注ぎ込みながら、米国打線を止められずに大量5点を失った。2008年の北京五輪で金メダルを獲得していた韓国だが、連覇は消滅。ドミニカ共和国との3位決定戦に回ることになった。
(Full-Count編集部)