昨季の受賞者とは顔ぶれガラリ、広島・菊池涼は二塁選外 セ前半戦の“GG賞”は?
昨季の受賞者と比べると…ガラリと変わっている顔ぶれ
球団別にみると、中日が最多の3人。次いで巨人と阪神が2人ずつ、広島とヤクルトが1人ずつで、DeNAの選手は入らなかった。中でもセンターラインの要となる二遊間は中日勢に。遊撃の京田陽太内野手は前半戦でプロ初の2軍落ちも経験しながら、守備での貢献はやはり数値に表れた。一方の二塁では、昨季まで8年連続受賞している広島の菊池涼介内野手は「2.2」で選外に。データ上では阿部寿樹内野手が上回った。
三塁では岡本和真内野手がトップで、ヤクルトの村上宗隆内野手が「4.6」で次点に。昨季受賞した中日の高橋周平内野手はマイナス指標だった。中堅は、阪神の近本光司外野手が他選手とは大きく数値を離して断トツ。助っ人の大砲が並んだ一塁は、ジェフリー・マルテ内野手が1位となっている。
昨季の受賞者と同じなのは、両翼の青木宣親、鈴木誠也外野手のみ。シーズン60試合近くを残して変動することは大いにあるが、昨季とはガラリと受賞者が変わる可能性も。ペナントレースの行方とともに、名手たちのファインプレーからも目が離せない。