新助っ人が退団、故障、不振の大誤算 救援陣の奮闘で2位につけた楽天の前半戦
酒居、宋家豪、松井と勝利の方程式を確立、14年ドラ1の安楽がついにブレーク
一方で、昨季は苦しんだ救援陣の健闘という“嬉しい誤算”も。先発から再び守護神の座に戻ってきた松井裕樹が41試合で防御率0.66、23セーブと圧倒的な成績を残し、8回の宋家豪が防御率2.04、20ホールド、7回の酒居知史も防御率2.30、20ホールドと勝利の方程式を確立した。
それだけではない。2014年のドラフト1位でこれまで故障に苦しんできた安楽智大がついにブレーク。防御率1.11、14ホールドの好成績よりも目を引くのが、32回1/3を投げて33とイニング数を超える三振を奪う投球スタイルだ。今後のさらなる活躍も予感させる投球を披露している。
東日本大震災からちょうど10年を迎え、8年ぶり2度目の優勝を目指す楽天。東北にペナントを持ち帰るには、前半戦に出た課題をどうやって解消するかがカギになるだろう。8月13日からの後半戦ではどのような戦いを見せてくれるか注目だ。
(Full-Count編集部)