大谷翔平に38号被弾も気分爽快 敵軍の新人右腕「奪三振は子どもに伝えたい」
新人右腕・マノア「良かったよ。4打席のうち2回抑えられて興奮した」
■ブルージェイズ 10ー2 エンゼルス(日本時間12日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、本拠地・ブルージェイズ戦で「1番・指名打者」で先発出場し、3回の第2打席で14試合ぶりの38号2ランを放った。本塁打のタイトルを争うブラディミール・ゲレーロJr.内野手との“直接対決”で3本差を付けた。3打数1安打2打点1四球で打率.267。7回途中11奪三振2失点の好投で今季5勝目を挙げたブルージェイズの新人右腕アレク・マノアは、笑顔を交えて大谷との対戦を振り返った。
打者・大谷との4打席対決。マノアは3回に中越えへ同点2ランを被弾したが、初回は右飛。5回は空振り三振に仕留め、7回は四球だった。満足感が上回ったようだ。「良かったよ。4打席のうち2回抑えられて、とても興奮した。三振を奪ったことは確実に子どもに伝えたいね。とても興奮したよ」と表情を緩めた。
2点リードの3回1死一塁。1ボール2ストライクから甘く入ったスライダーを中越えへ打ち返された。「明らかにゾーン内の何かを狙っていた。いつでもダメージを与えようとしている。彼のように非常に優れた打者はミスした球を逃さない」。打者・大谷に脅威を感じたようだ。
23歳のマノアは2019年ドラフト1巡目(全体11位)でブルージェイズ入り。5月27日にメジャーデビューしたばかりだ。「自分自身もベストの中のベストの1人だと思っているよ。彼のような選手と対戦して、アウトを取れたことは自分をそんなカテゴリーに入れてくれるようなことだ。結果的にホームランを打たれたとしても、このチャレンジからは決して手を引くつもりはないよ。彼から間違いなく何かを学べるし、彼と対戦することでより成長できる」。大谷との対決は刺激たっぷりのようだ。
(Full-Count編集部)