“トウモロコシ畑”に8発乱舞、映画の舞台で特別試合 サヨナラ決着で場内大興奮
俳優ケビン・コスナーが来場し、選手はトウモロコシの間を縫って登場
■Wソックス 9ー8 ヤンキース(日本時間13日・アイオワ)
12日(日本時間13日)に、米アイオワ州ダイアーズビルの特設スタジアムで行われたホワイトソックスとヤンキースの一戦は、ホワイトソックスが9-8でサヨナラ勝利を収めるというまさに“映画のように”劇的な1戦となった。
1989年に公開され、大ヒットした映画「フィールド・オブ・ドリームス」の舞台で行われたこの試合には、主演俳優だったケビン・コスナーが来場。選手はトウモロコシ畑を縫ってグラウンドに登場した。両軍は20世紀初頭のデザインをモチーフにしたユニホームをまとっており「それを作れば、彼は来る」という映画の名シーンが再現された。
試合はトウモロコシ畑に8発が飛び込む乱打戦に。1回にホワイトソックスのアブレイユが火ぶたを切り、3回にはヤンキースのジャッジが逆転3ラン。ジャッジは9回にも中越え2ランを放ち、ヤンキースが4点を奪って8-7とリードしたもののその裏、ホワイトソックスは1死1塁からアンダーソンが右越えにサヨナラ2ラン。中堅バックスクリーン裏から連続で花火が打ち上げられ、ナイター照明に浮かび上がったグラウンドは興奮のるつぼとなった。
大リーグ公式サイトによると、試合前にロブ・マンフレッドコミッショナーが会見し、2022年8月にもこの球場で試合を行う意向を示した。対戦チームは未定だという。