「楽しいマッチアップ」「特別な才能」 エ軍捕手が見た大谷vsゲレーロJr.の“熱戦”
捕手スズキ「どのように試合中に修正していけばいいか分かっている」
■エンゼルス 6ー3 ブルージェイズ(日本時間13日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は12日(日本時間13日)、本拠地・ブルージェイズ戦で「1番・投手」で出場し、今季7勝目を挙げた。6回6奪三振3四球、3安打2失点と好投した。本塁打、打点のタイトルを争うゲレーロJr.との対決は左前打、空振り三振、四球。マスクを被ったカート・スズキ捕手はヒーローインタビューで直接バトルを振り返った。
ライバル・ゲレーロJr.との3打席勝負。初回2死、初球カットボールを左前打とされたものの、4回無死二塁はスライダーで空振り三振。6回1死は追い込んでから剛速球攻め。この日最速の98.7マイル(約159キロ)を出したが、四球になった。試合後、スズキは興奮気味に振り返った。
「素晴らしかったよ。プレミアな二刀流選手であるショウヘイと球界最高級の選手であるゲレーロJr.の対決、その一部になれて、とても楽しいマッチアップになったよ。いろんな球種を組み合わせてバランスを崩そうとしたけど、彼は本当に良い打者だ。ショウヘイは良い投球をしていたよ」
大谷は5点リードの4回1死二塁からヘルナンデスの左前適時打、グリチェックの右中間適時二塁打で2点を失ったものの、6回99球(ストライク62球)を投げて6奪三振3四球、3安打2失点。5試合連続のクオリティスタートと試合を作り、6月4日(同5日)の本拠地・マリナーズ戦から自身6連勝を飾った。スズキは賛辞の言葉を並べる。
「素晴らしかったよ。とてもスマートで(賢く)どのようにゲームプランを遂行すれば、どのように試合中に修正していけばいいか分かっている。それはとても大きなことだ。特に若い投手にとってはね。特別な才能の持ち主だよ。それは間違いないね」
2か月半負けなし。大谷は「すごい調子がいいなというのはあまりない。悪い時にしっかり作れているのが一番いいところ」と振り返ったが、打者・大谷に負けじと投手・大谷も躍動している。
(Full-Count編集部)