1軍初先発の鷹スチュワート ど緊張の米ドラ1右腕に松田宣浩がかけた英語での“一言”

ソフトバンクの松田宣浩(左)とカーター・スチュワートJr.【写真:藤浦一都】
ソフトバンクの松田宣浩(左)とカーター・スチュワートJr.【写真:藤浦一都】

左肩のコンディション不良で先発を回避した和田も声をかける

■ソフトバンク ー 日本ハム(15日・PayPayドーム)

 15日にPayPayドームで行われる日本ハム戦に1軍公式戦で初先発するソフトバンクのカーター・スチュワートJr.投手。試合前の練習から緊張した様子を見せていたが、それを察した松田宣浩内野手が駆け寄り、英語で話しかけた。

 和田毅が左肩のコンディション不良で登録を抹消されたことで、急遽1軍での先発機会が巡ってきたスチュワート。先発陣練習に合流したその表情には明らかに緊張の色が見て取れた。

 それをいち早く察したのが、抹消後も1軍に帯同している和田だ。自分の“代役”としてマウンドに上がる右腕に近づくと、日本語で「頑張って」と言いながらグータッチを交わして激励した。

 その後アップを続けていると、今度は松田がスチュワートに近づいてきて「なに? 緊張してんの?」とひと言。続けざまに「テイク・イット・イージー、テイク・イット・イージーね」と言って和ませた。熱男の優しさが伝わってスチュワートも思わず笑顔になったが、それ以上に周りの先発陣に笑いの輪が広がった。

 スチュワートは今季1軍で4試合に登板しているが、1軍での先発登板は来日初。工藤公康監督は「前半は抜ける球が多かったけど、まとまってきた。全部低めに来るわけじゃないけど、身長もあるし、変化球が低めに落ちれば打てないんじゃないかな。今日は行けるとことまで行ってもらう」とした。フォームでは10試合登板で6勝0敗、防御率1.47の好成績。先輩たちの優しい激励に応えるためにも、絶好のアピールの機会を活かしたい。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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