大谷翔平は「希少なアスリート」 72歳敵将も絶賛「どんなスポーツもできただろう」
アストロズ指揮官「やろうと思えばできないスポーツはないだろう」
エンゼルスの大谷翔平投手は15日(日本時間16日)まで本拠地で行われたアストロズとの3連戦にいずれも「1番・指名打者」で出場し、13打数5安打、1本塁打、2打点。14日(同15日)にリーグトップを独走する39号弾を放つなど躍動した。アストロズのダスティ・ベイカー監督はFull-Countの取材に応じ、二刀流右腕について言及。「彼にできないことはない。どんなスポーツでもできただろう」とその能力を改めて絶賛した。
72歳のベイカー監督はブレーブス、ドジャースなどでプレーした後、1993年からジャイアンツの監督を10年間務めた。その後は2003~06年にカブス、2008~13年にレッズ、2016~17年にナショナルズの指揮を執り、昨季からアストロズを率いる。この間に7度の地区優勝を果たした名将の目にも、大谷は特別な選手と映るようだ。
ベイカー監督は「彼は稀少なアスリート。彼にできないことはない。彼のプレーを見るのが本当に楽しいんだ。我々と対戦しているときは、楽しめないけどね」と笑う。
同日時点で大谷の今季打撃成績は打率.271(398打数108安打)、39本塁打、86打点、17盗塁。投手としては7勝1敗、防御率2.93、112奪三振(86回)をマークしている。「大谷のような選手は見たことがあるか」と質問したところ、次のように答えた。
「NO。NOだ。子供の時であれば彼のような選手はいるかもしれない。投打両方をやらせても、怪我をするのではないかと心配になるだろう。しかし、彼はどんなスポーツでもできただろう。やろうと思えば出来ないスポーツはおそらくないだろう」
これまで数多くの選手を見てきたベイカー監督にとっても、大谷の能力は“別格”のようだ。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)