阪神は二塁、ヤクルトは遊撃… “ポジション別守備力”で見る12球団の課題は?
オリックスが首位に立つパ・リーグは…
パ・リーグはどうか。首位に立つオリックスは宗の三塁を筆頭に一塁、中堅はプラスだが、二塁や遊撃、左翼、右翼とマイナス。吉田正の左翼と杉本の右翼は攻撃面で大きなプラスがあったが、特に二塁は攻守両面で大きなマイナスとなっており何とかしたいところだ。
楽天は茂木の三塁で12.7と大きなプラス。辰己らの中堅も6.1とまずまずで、ほとんどのポジションが平均以上の指標となっている。その中で課題は遊撃。小深田が主に守っているが、UZRは-9.7とリーグワースト。攻撃面でもプラスを生めておらず課題と言える。
3位のロッテは捕手、三塁でマイナスだが、遊撃や左翼、中堅などでプラス。ソフトバンクは甲斐の捕手、中村晃の一塁、今宮の遊撃で大きなプラスを生み出す一方で、松田らの三塁や左翼、中堅はマイナス。特に柳田、真砂らが守る中堅は-10.4とリーグワーストになっている。
西武は源田の遊撃が15.1とリーグトップのUZRを記録。一塁、右翼でもプラスとなっている一方で金子侑が多く守る中堅が-8.8と大きなマイナスに。最下位の日本ハムは浅間らが守る中堅が6.2だが、プラス指標なのはここだけ。攻撃面と共に軒並みマイナス指標となっており、野手陣の攻守両面での奮起が求められる。