宮崎商・橋口監督、新型コロナ集団感染での出場辞退に沈痛「無念極まりない」
選手たちを称える「その誇りを胸に堂々と今後の人生を歩んでいってほしい」
新型コロナウイルスの集団感染で甲子園の出場を辞退した宮崎商(宮崎)の橋口光朗監督が17日、代表取材に応じた。最後の夏を戦わずして聖地を去ることになり「選手達の最後の試合を甲子園のグラウンドでプレーさせてあげられなかったのが申し訳なく、無念極まりない」と語った。
宮崎商は医療機関の検査において陽性者が13人、保健所から8人が濃厚接触者と判断され、緊急対策本部は集団感染と判断。18日に行われる予定だった智弁和歌山(和歌山)との初戦を辞退し不戦敗となっていた。
橋口監督は「今年は、甲子園大会を開催していただき、日本高野連の方々には感謝でしかない。選手は、春夏連続を勝ち取り、甲子園で勝利という目標を立てこれまでやってきた。選手達の最後の試合を甲子園のグラウンドでプレーさせてあげられなかったのが申し訳なく、無念極まりない」とナインたちの気持ちを思いやった。
甲子園出場を決めたチームについては「宮崎県代表という立場で、学校関係者、保護者、OBなど県民の皆様に出場辞退という報告になってしまい、大変申し訳なく思う。選手達はここまで3年間辛く苦しい練習に耐え、春夏連続出場を勝ち取るようなチームに成長し、頑張ってきた。その誇りを胸に堂々と今後の人生を歩んでいってほしい」と語っていた。
(上野明洸 / Akihiro Ueno)