ドラ1候補の明桜・風間、今大会最速152kmも6回2失点で敗退 明徳義塾は継投策で16強

2回戦の明徳義塾戦に先発したノースアジア大明桜・風間球打【写真:共同通信社】
2回戦の明徳義塾戦に先発したノースアジア大明桜・風間球打【写真:共同通信社】

150キロ台を連発も、5回に勝ち越され6回から右翼の守備へ

 第103回全国高校野球選手権大会は22日、阪神甲子園球場で行われ、今秋のドラフト1位候補に挙がる明桜(秋田)の風間球打投手(3年)が2回戦の明徳義塾戦(高知)に先発。今大会最速の152キロをマークしたが、6回6安打2失点、8奪三振で降板し試合も2-8で敗れた。

 初回は先頭から2者連続三振、3番・森松幸亮(3年)に四球を与えたがバッテリーを組む中井稜貴捕手(3年)が二盗を阻止し無失点。2回は2四球で1死一、二塁のピンチを背負うが三ゴロ併殺で得点を許さない。

 だが、1点リードの3回。2死一、二塁から3番・森松幸亮(3年)に一塁内野安打を浴びると、その間に二塁走者が一気に生還し同点に追いつかれる。この回は今大会最速の152キロを計測した。

 同点で迎えた5回は1死から米崎薫暉(3年)に左中間フェンス直撃の三塁打を浴びると、2死三塁から森松に150キロの直球を右前に弾き返され勝ち越しを許した。風間は6回まで投げ6安打2失点、8奪三振5四球、139球で降板し右翼の守備へ就いた。

 明徳義塾は先発の左腕・代木大和(3年)が5回無死一、二塁のピンチを背負うと、変則左腕の吉村優聖歩(2年)がリリーフ登板。無死満塁としたが後続を打ち取りピンチを脱出。初戦の県岐阜商(岐阜)に続く左腕リレーで逃げ切った。

 風間は、秋田大会準々決勝の秋田戦で自己最速の157キロをマークした今大会屈指の好投手。1回戦の帯広農業(北北海道)戦では、9回を10奪三振2失点の好投で完投していたが、2回戦で姿を消すこととなった。

(Full-Count編集部)

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