大谷翔平の打撃を子どもたちに見せたい… 主砲トラウト「間違いなくとても興奮する」
23日のインディアンス-エンゼルスは「リトルリーグ・クラシック」
エンゼルスは22日(日本時間23日)、リトルリーグの聖地である米ペンシルベニア州ウイリアムズポートの球場で、インディアンスとの「リトルリーグ・クラシック」に臨む。子どもたちとの交流もある特別な一戦。故障からの復帰を目指すマイク・トラウト外野手は21日(同22日)の会見で、大谷翔平投手が少年少女に与える夢と衝撃に期待した。
19日(同20日)から行われているリトルリーグ・ワールドシリーズ(LLWS)にちなみ、少年少女の育成を目的に2017年から行われている試合。今年はインディアンス-エンゼルス戦となった。大谷を見た子どもたちがどんな反応をするか問われたトラウトは「間違いなくとても興奮するだろうね。彼をリトルリーグの球場に連れていって、打撃練習をさせたい。それでどこまで飛ばすか見てみたいよ(笑)。おもしろいことになるだろうね」とニコリ。「子どもたちにとって、素晴らしい経験になると思う」と楽しみにした。
メジャーの歴史を塗り替え続けている大谷。投打同時出場した18日(同19日)のタイガース戦では両リーグ最速の40号を放ち、投げてもメジャー自己最多の8回を投げて8勝目を挙げた。“世界最高打者”をもってしても信じられないようで「本当にアメージングなことだよ」と感嘆。二刀流の姿は、子どもたちにとっては最高の手本。「リトルリーグだと多くのチームで投手と遊撃手を兼任している選手がいる。メジャーリーグのレベルでショウヘイのようにできる選手が出てきたら素敵なことだね」と明るい未来を思い描く。
さらに、大谷の人間性にも言及。「フィールド上で素晴らしいだけでなく、彼は人間としても優れている。クラブハウスではいつも冗談を言っていて、怒ることもない。フィールドでは感情を見せるけどね。本当に素晴らしいチームメートだ」と強調。さらに「イッペイも素晴らしい通訳だ」と水原通訳への敬意を忘れない。
トラウトは5月18日に右ふくらはぎを痛めて負傷者リスト入り。当初はオールスター戦前後の復帰が予定されていたが、大幅にずれ込んでいる。MLB公式サイトによると、マイナーでの実戦復帰は近づいているというが、具体的な日程は未定。2日続けて走れる状態ではないという。11年のキャリアの中で最も難しい故障だと認めた上で「早く復帰したいけど、賢くならないといけない。無理してまたなにか起こるなんてことは避けないといけない」と慎重姿勢を貫いている。
離脱から3か月以上が経ち「思っていた以上に長い過程になっている。おかしくなりそうだよ」とも。愛妻のジェシカさんや息子のベッカム君らの支えを受けながら、復帰を見据える。頼もしい同僚・大谷の姿も大きな刺激になっているに違いない。
(Full-Count編集部)