史上初の“智弁対決”決勝 智弁和歌山と智弁学園、ユニホームの見分け方は?
左袖の桔梗紋に違い、ベースの色にも若干の差…
第103回全国高校野球選手権は28日、準決勝2試合が行われ、智弁和歌山(和歌山)と智弁学園(奈良)が決勝進出を決めた。智弁和歌山は第1試合で近江(滋賀)を5-1で破り、19年ぶり4度目の決勝へ。智弁学園は第2試合で京都国際(京都)を3-1で下し、初の決勝へと駒を進めた。
夏の甲子園での“智弁対決”は2002年の3回戦以来、19年ぶりで、甲子園決勝での“智弁対決”は史上初。2002年は智弁和歌山が勝利している。このほかに、公式戦では1995年秋の近畿大会準々決勝、2019年春の近畿大会1回戦、2019年秋の近畿大会準々決勝で対戦。公式戦での対戦成績は2勝2敗となっている。
兄弟校同士でユニホームもそっくりな両校による史上初の決勝対決。果たして、どこで見分けをつければいいのか。ユニホームに違いはあるのだろうか。
1番の違いはユニホームの左袖部分の校章。どちらも、両校を経営する「学校法人智弁学園」の母体である宗教法人「辯天宗」の宗紋である桔梗紋があしらわれているが、奈良はその上に「高」の刺しゅうがある。一方の和歌山は桔梗を貫くように、横線が引かれている。また、この桔梗紋の下にはそれぞれ「奈良」「和歌山」と県名が記されている。
ユニホームのベースの色にも若干の違いがある。ともにベースはアイボリーだが、奈良の方が少しだけ濃く、和歌山の方が白に近い。これは両校のユニホームのメーカーが違うため。和歌山はSSK社、奈良はアシックス社のユニホームで、そのために色味に違いがある。
ただ、やはりパッと見では大きな違いではなく、瞬時に見分けるのは至難の技となりそう。史上初となる“智弁決勝”。智弁和歌山が勝てば2000年以来、21年ぶり3度目、智弁学園が勝てば初の優勝に。見ているファンにとっては、違いを見分けるのも楽しい決戦となりそうだ。
(Full-Count編集部)