準決勝でエース完投の智弁和歌山と温存の智弁学園 “智弁対決”決勝の見どころは?
ユニホームもそっくり、修学旅行先も同じという兄弟校同士の決勝
一方の智弁学園は準決勝で背番号1を背負う左腕の西村王雅(3年)を温存。今大会3試合でリリーフ登板、日本航空(山梨)との3回戦で1失点完投勝利を挙げていた小畠一心(3年)が京都国際打線を1人で抑え込み、3安打1失点で完投。打っても決勝の3ランと大活躍した。小畠は25日からの4日間で224球を投げており、決勝は、満を持して、西村が先発すると見込まれる。
打線は共に上位打線が活発。智弁和歌山はリードオフマンの宮坂厚希(3年)が打率5割超え。2番の大仲勝海(3年)、3番の角井翔一朗(3年)も4割を超えている。智弁学園は2番の森田空(3年)が準決勝で3安打5出塁、大会打率.476と好調。2本塁打を放っている3番の前川右京(3年)、4番の山下陽輔(3年)の中軸は強力だ。投手陣がこの上位打線をどう抑え込むことができるかが勝負のポイントとなりそう。
新型コロナウイルスによる宮崎商(宮崎)の辞退で3回戦からの登場となった智弁和歌山は3試合に勝って、4度目の決勝に駒を進めた。対する智弁学園は1回戦から5試合を戦って、初の決勝進出。ユニホームもそっくり、修学旅行先も同じという兄弟校同士の決勝戦を制するのはどちらの“智弁”になるだろうか。
(Full-Count編集部)