大谷翔平、球宴後のペースなら本塁打王危うい? 大台超えがタイトル奪取ラインか
リーグ3位のペレスは後半戦に量産、シーズン50発に達するペース
リーグ断トツの42本塁打を放っているエンゼルスの大谷翔平投手。リーグ2位のブルージェイズ・ゲレーロJr.とは3本差で、熾烈なタイトル争いが続いている。38本塁打を放っているロイヤルズのペレスはオールスターゲーム後に驚異の量産。3人がこのままのペースで放てば、大谷の本塁打王も危うくなってくる可能性もある。
前半戦は衝撃の61本塁打ペースでアーチを架けまくっていた大谷。しかし球宴後の後半戦は、ここまで44試合で9本塁打。1日(日本時間2日)現在、単純にこのままのペースなら、残り28試合で5.7本を打つ計算に。シーズンを47本塁打前後で終えることとなる。
一方、ライバルたちはどうか。ゲレーロJr.は後半戦44試合で11本塁打。残り30試合で7.5本を打つ計算となり、シーズン46本塁打に。わずか1本差で大谷が上回る。しかし、最も勢いがあるのはペレス。後半戦42試合で、5試合連発もあるなど17本塁打。30試合を残し、量産ペースが維持されるなら12.1本を放つことになる。その場合は50本塁打に到達し、大谷を上回る。
いずれにせよ、安泰でない状況なのは確か。大谷には、ラストスパートが必須になるのは間違いない。開幕当初から二刀流を継続し、球宴後には疲労を心配する声も。ただ、前半戦でも3戦連発や5戦6発と固め打ちをしている時期もあり、一気に再加速する可能性は十分にある。
机上の計算でみると、勝負を決するラインは「50本塁打」前後になりそう。歴史を塗り替え続けているシーズンで大台に乗せることができれば、キングの栄冠も見えてくる。
(Full-Count編集部)