「東京五輪の熱が冷めないように」後半開幕のソフト日本リーグが抱える課題とは?

いきなり2チーム計3選手が新型コロナウイルス陽性で出場辞退

 コロナ禍の逆風にもさらされている。1部リーグは12チームで構成され、後半開幕を前に各チームの選手・スタッフ、審判員、機構関係者ら計353人のPCR検査を実施。デンソーの選手1人、大垣の選手2人が陽性判定を受けた。デンソーと大垣は出場を辞退し、後日代替試合が行われることに。後半開幕節は当初、4日と5日に3試合ずつが行われる予定だったが、4日3試合、5日1試合に変更された。渥美は「全12チームがそろう形にはなれませんでしたが、ソフトボールファンが注目してくれているので、私たちが今できることをやっていきたい」と決意を新たにした。

 後半開幕節は無観客開催。次節は有観客開催を予定しているものの、感染の拡大によっては予断を許さない。当面はテレビのBS、CS放送やインターネットの動画配信が主な観戦手段となるとあって、上野は「画面を通して少しでもソフトボールの楽しさをアピールして、表情ひとつにしてもしっかり伝わるプレーをしていきたい」と強調した。

 乗り越えなければならない課題は多いが、ソフトボールのメジャー化へ、千載一遇のチャンスを逃すわけにはいかない。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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