ソフトバンク、自力V消滅を阻止 5回に大量8得点、打線爆発で3か月ぶりの2桁得点
1点ビハインドの5回、甲斐の2点適時打などで大量8点を奪ったソフトバンク
■ソフトバンク 11ー4 オリックス(4日・PayPayドーム)
ソフトバンクは4日、本拠地PayPayドームでのオリックス戦に11-4と大勝した。1点ビハインドの5回に甲斐が逆転の適時打を放つなど一挙8得点の猛攻。6回にも追加点を奪い、6月5日の阪神戦(甲子園)以来となる2桁得点で首位オリックスを破った。敗れれば自力優勝の可能性が消滅する一戦だったが、打線爆発でこれを阻止した。
初回に柳田の本塁打王争い単独トップに立つ25号ソロで先制したソフトバンク。だが、先発の石川が直後の2回、頓宮の犠飛、若月の適時二塁打で試合をひっくり返されると、オリックス先発のスパークマンの前に、4回まで柳田のソロの1安打のみに抑え込まれていた。
流れが一変したのは5回だ。先頭の中村晃、続くリチャードが連続四球で出塁。続く上林のバントが内野安打となって満塁とすると、甲斐が中前に逆転の2点適時打。牧原大、デスパイネにも適時打が飛び出し、この回2打席目となった中村晃は4号2ラン。打者一巡の猛攻で、今季最多の1イニング8得点を奪って試合を決めた。
先発の石川は6回に2本のソロを浴び、6回5安打4失点だったものの、5勝目。7回以降は高橋礼、田中がオリックスに反撃を許さずリードを守り抜き、オリックスとの差を5ゲームに縮めた。
オリックスは4回まで好投していたスパークマンが5回に突如崩れて逆転負け。主砲の吉田正が前日の試合で9回に内野安打を放った際に足を痛めたと見られ、この日はスタメンから外れ、代打で途中出場。福田は初回に左脛付近に死球を受けた影響で途中交代と気がかりな敗戦となった。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)