頭部死球で一歩も動けず…あわや大惨事に球場騒然「恐ろしい瞬間だった」
アスレチックスのマルテ、5回の打席で148キロが直撃
■ブルージェイズ 11ー10 アスレチックス(日本時間4日・トロント)
アスレチックスのスターリング・マルテ外野手が3日(日本時間4日)、敵地でのブルージェイズ戦で、あわや大惨事の危機に直面した。打席に入った際、92.1マイル(約148.2キロ)の投球がこめかみ付近の側頭部に直撃。その場でうずくまり、しばらく動けなかった。場内は騒然とし、カナダメディア「スポーツネット」のコラムニスト、シャイ・ダビディ氏は「恐ろしい瞬間だった」と伝えた。
5回表1死一塁で迎えた第3打席だった。ブルージェイズ先発のマノアが投じたシンカーが頭部を襲い、避けきれずに直撃。ヘルメットは大きく飛び、マルテは四つん這いになって悶絶した。CBSスポーツによると、アスレチックス側は激怒。前の打者のハリソンにも死球を与えていただけに「怒るのも無理はない」と伝えた。
マルテは幸いにも立ち上がり、そのまま一塁へ。続くオルソンの適時二塁打で、一塁から一気に生還を果たす激走を見せた。ただ、その裏の守備にはつかずに交代した。今季はここまで96試合に出場し、打率.320、10本塁打、41打点、42盗塁をマークしている。