33打席連続無安打の阪神・佐藤輝明 8月下旬から急降下している数字とは?

ストライクゾーン内のコンタクト率が8月下旬から…

 佐藤輝の打撃成績が落ち始めた8月20日を過ぎた辺りから急降下している打撃指標がある。それが、ストライクゾーン内に来たボールに対してバットに当てた確率を示す「Z-Contact%」だ。10試合あたりのこの指標を見ると、8月下旬から急激に落ち、9月5日を終えた段階で10試合あたりの「Z-Contact%」は45%前後に。それまで70%台で推移しており、今季で最も低い水準となっている。

 ストライクゾーン外のボール球に対してのコンタクト率を表す「O-Contact%」を見ると、40%台と大きな変化は見られない。ゾーン内でスイングを仕掛ける「Z-Swing%」は上昇しているが、ボール球をスイングする「O-Swing%」には大きな変化はない。ここ最近の佐藤輝はストライクゾーン内のボールにバットが当たらないという傾向が強くなっている。

 ゾーン別のコンタクト率を8月19日までと8月20日以降とで比較してみる。全体的にコンタクト率は低下しているものの、その中でも真ん中からアウトコースは軒並み数字が大きくダウンし、コンタクト率は50%以下となっている。一方でインコースに関しては落ち込みは小さい。外角に比べて、60%以上のコンタクト率のあるコースもある。

相手バッテリーのコース別の投球比率でも変化が…

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