33打席連続無安打の阪神・佐藤輝明 8月下旬から急降下している数字とは?

阪神・佐藤輝明【写真:荒川祐史】
阪神・佐藤輝明【写真:荒川祐史】

7日のヤクルト戦ではプロ入り後初めて出番なしに終わった

 今季のセ・リーグ新人王の有力候補でありながら、ここにきて急ブレーキとなっている阪神の佐藤輝明内野手。チームトップの23本塁打を放っている一方で、現在は自己ワーストの12試合33打席連続ノーヒット中と苦しみ、7日のヤクルト戦では今季初めて出場機会がなかった。

 8月下旬を境に打撃成績が急降下している佐藤輝。8月19日のDeNA戦(東京ドーム)で23号ソロを放つなど2安打してから、出場14試合でわずか1安打。最高で.280あった打率は、わずか2週間ほどで.255まで低下してしまった。

 初めてのプロ生活。シーズンを通してプレーすることは肉体への負担も大きく、疲れもあるはず。さらには相手チームの研究も進み、配球や攻められ方も工夫されてきているはず。プロ野球選手として、ぶつかって然るべき壁にぶつかっていると言えるだろう。

 では、この不振の原因は何なのか――。セイバーメトリクスの指標などを用いてデータ分析を行う株式会社デルタ(https://1point02.jp/)のデータを基に検証してみたい。

ストライクゾーン内のコンタクト率が8月下旬から…

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