球速161キロで45センチも変化した“超魔球” 「地球上で当てられる打者がいるとは…」
8回1死で投じた1球に「来年はナ・リーグのサイ・ヤング賞だ」
■マーリンズ 2ー1 メッツ(日本時間9日・マイアミ)
161キロ超えの豪速球にもかかわらず、落差は約45.7センチ――。そんな信じられない超高速の“魔球”を投じたのは、マーリンズのサンディ・アルカンタラ投手。8日(日本時間9日)に行われた本拠地・メッツ戦で見せた異次元の1球に、ファンも「地球上でこのボールを当てられる打者がいるとは思えない」と驚きを隠せないでいる。
8回1死走者なしでの96球目だった。インコースに構えた捕手のミットへ投じた高速シンカーは、ベース付近で突如として落ちた。打者はノーチャンスといった様子であっけなく空振り。アルカンタラは9回を4安打14奪三振で1失点の好投。チームは延長10回にサヨナラ勝ちを収めた。
この1球を「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られている投球研究家ロブ・フリードマン氏が自身のツイッターで動画で公開。「100.2マイル(約161.3キロ)で18インチ(約45.7センチ)の変化」とのメッセージを添えた。ファンも信じられないといった様子で「来年はナ・リーグのサイ・ヤング賞だ」「ウオオオオオ、最後にめちゃくちゃ落ちてる」とのコメントが並んでいた。