DeNA坂本裕哉に“脱皮”期待… 5回自責0の好投も三浦大輔監督が指摘した課題とは

坂本「紙一重で粘れるかが勝てる投手と勝てない投手の差」

 味方の2失策が絡んでの2失点で、自責点は0。三浦大輔監督は「嫌な流れの中でよく踏ん張った」と評価したが、一方で「追い込みながら打たれたところに課題もある」と付け加えた。

 坂本は前回登板の広島戦(2日)で、2回に2死を取りながら投手の九里に右前打され、続く長野に先制2点二塁打を浴びて結果的に敗れている。それだけに、詰めの甘さを指摘せずにいられなかったのだろう。

 5回で90球。今季最多投球数は4月23日の阪神戦の98球で、1年目の昨季は101球を投げた試合もあった。1点リードの僅差で「もう1イニング」を任せてもらえないところに、現時点での信頼度が表れている。坂本自身「紙一重のところを粘れるか粘れないかが、1軍で勝てる投手と負ける投手の差だと思います」と自身の課題を認識している。

 強力打線を擁するDeNAだけに、手薄な先発投手陣にあって坂本がひと皮むけるかどうかは、重大なテーマの1つだ。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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