「あんなに動くはずがない」 161キロの魔球に米驚愕「とんでもなく恐ろしい」
Wソックスのコペックは161キロの「フロントドア」で三振を奪った
■Rソックス 9ー8 Wソックス(日本時間12日・シカゴ)
100マイル(約161キロ)のフォーシームがツーシームのように動く――。最速105マイル(約169キロ)をマークしたことがある右腕が投じた“魔球”にファンは驚愕している。
ホワイトソックスのマイケル・コペック投手は11日(日本時間12日)に本拠地で行われたレッドソックス戦に5回から3番手で登板。1死から相対した左打者のトラビス・ショーに対して衝撃的な投球を披露した。1球目は外角低めの99.6マイル(約160キロ)でストライクを取り、2球目はスライダーで空振り。そして3球目の100.2マイル(約161キロ)のフォーシームはフロントドアの軌道を描き、内角いっぱいに決まった。ショーは手も足も出ず見逃し三振を喫した。
「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる投球分析家ロブ・フリードマン氏が「コペックのアンフェアな3球三振」と記して自身のツイッターに動画を投稿。ファンは「今まで見た中で一番ヤバい直球かも」「フォーシームか? めっちゃ動いている」「フォーシームがあんなに動くはずがない」「彼のフォーシームはツーシームの動きをする。とんでもなく恐ろしい」「3球目のストライクは超絶えげつない」などとコメントを寄せた。
25歳のコペックは2014年ドラフト1巡目(全体33位)でレッドソックス入り。2016年オフにホワイトソックスに移籍し、マイナーで105マイルをマークした。トミー・ジョン手術を経て今季3年ぶりにメジャー復帰。37試合登板で4勝2敗、14ホールド、防御率3.79の成績を残している。