先発不足のエンゼルスに光明、今季7勝のコブが今週復帰も 手首炎症でIL入り
コブは今季オリオールズから移籍、7勝をマークも7月末にIL入り
右手首の炎症で負傷者リスト(IL)入りしているエンゼルスのアレックス・コブ投手が15~16日(日本時間16~17日)に敵地で行われるホワイトソックス戦で復帰登板する可能性が出てきた。ジョー・マドン監督が11日(同12日)、見通しを示した。今オフにFAとなる33歳右腕は、シーズン大詰めで再びエンゼルスの先発スタッフに加わるようだ。
7月23日のツインズ戦を最後にメジャーのマウンドから遠ざかっているコブは10日(同11日)に実戦形式で3イニングを投げたという。マドン監督は「順調に調整している。まだワイズ(投手コーチ)と話をしていないが、引き続き全てが進展していけば、シカゴでのシリーズで登板できる可能性はある」と見通しを示した。
さらにホワイトソックス戦で登板する場合のイニング数について「実戦形式で3回ほど投げたから、5回は不可能な話ではない。彼の投球を実際に見て、どれくらいキレのある投球をするかによる」と青写真を描いた。
今季オリオールズから交換トレードで加入したコブは15登板で7勝3敗、防御率3.82をマーク。故障離脱するまでエンゼルスの先発陣を支えた。今オフにFAになるだけにシーズン大詰めでの投球内容は重要になる。
一方、広背筋を痛めてマイナーリーグのILに入っているクリス・ロドリゲス投手は今季絶望となった。指揮官は「彼は今シーズンから離脱する。しっかり治して来季に向けて万全の準備をさせることに決まった。痛みが再発したというのは聞いていない」と述べた。
23歳右腕は今季メジャーデビューし、15登板(2先発)で2勝1敗、防御率3.64。地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」は「エンゼルスの救援の開幕ロースターにロドリゲスが入ったのはサプライズだった」とし、8月には先発でも2試合投げ「好投した」と伝えた。来季の飛躍が期待される。
(Full-Count編集部)