少年野球の保護者が気になる進路 中学注目選手が強豪・大阪桐蔭を選んだ理由

年齢を重ねるほど、西谷監督のすごさを感じます

 西谷監督についていこうと決めた3年間で、謝敷さんは2度の甲子園出場を果たした。さらに、西谷監督が名将たるゆえんをグラウンド以外でも知ることになる。激戦の大阪で頂点に立ち、甲子園切符に集中する選手にとって、高校卒業後の進路を考える余裕はない。そんな中、指揮官は選手1人1人の将来を考えていたという。明治大学に進んだ謝敷さんは「西谷監督は各大学のポジションが薄いところを見て、選手にとってベストな選択を考えてくれた。年齢を重ねるほど、西谷監督のすごさを感じ、感謝の気持ちが大きくなる」と卒業から15年が経った今も、その偉大さや存在の大きさを口にする。

 人生に「たら・れば」はない。謝敷さんがPL学園に進んでいたら、どんな道を歩んでいたのかは誰にも分からない。ただ、PL学園以外の選択肢を増やしたことや、自分を熱心に見てくれる指導者を信じたことには、進路を決めるヒントがあるはずだ。

(First-Pitch編集部)

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