前代未聞の“審判にロジン投げつけ男”に史上最も重い処分 出場停止20試合&制裁金
元カブスのマイク・モンゴメリーに厳しい処分が下った
韓国プロ野球(KBO)のサムスン・ライオンズに所属し、10日の試合で審判にロジンバッグを投げつけるという暴挙に及んだ元カブスのマイク・モンゴメリー投手に14日、出場停止20試合と制裁金300万ウォン(約30万円)が科されることが決まった。韓国メディア「スポーツ京郷」などが伝えている。
報道によれば、この処分はグラウンド内での行動による懲戒としては過去最も重いという。過去の出場停止は、1991年のビーンボールによるものが15試合と最長、罰金はグラウンド内での乱闘に500万ウォンの処分が下ったケースがある。
モンゴメリーは10日に大邱で行われたKTウィズ戦に先発。試合中に12秒の決められた投球間隔を超えたとして主審に注意を受けると、口論の末に退場処分を受けた。さらに監督らが退場理由を尋ねる間に、球審に向かってロジンを投げつけるという暴挙に及んだ。さらに怒りが収まらなかったのか、ベンチに戻るとユニホームを脱ぎ、叩きつけた。
韓国プロ野球のペナントレースは144試合制で行われており、サムスンはすでに109試合を消化。2位につけているものの、先発投手の離脱は順位争いに影響しそうだ。
メジャー3球団で通算183試合の経歴を誇るモンゴメリーに、期待は大きかった。2016年にはカブス世界一にも貢献。ただ今季途中にサムスン入りしてからは7試合で1勝2敗、防御率5.23の成績に終わっている。
(Full-Count編集部)