韓国人遊撃手が見た“二刀流”大谷翔平 「別格だよ」「MVPは間違いない」

Full-Countのインタビューに応じたパドレスのキム・ハソン【写真:小谷真弥】
Full-Countのインタビューに応じたパドレスのキム・ハソン【写真:小谷真弥】

同僚ダルビッシュから学び「どうすればメジャーの生活やメジャーの選手に適応できるか」

 大谷だけではない。日本野球のレベルの高さも認めている。2019年プレミア12の決勝で金河成は先発の山口俊(現巨人)から先制2ランを放ったものの、3-5で惜敗。「とてもまとまっていて、組織化された非常に良いチームだ。投手も打撃も、非常に良いチームだ」と印象を語った。さらに脅威を感じた侍ジャパン戦士についても言及。「セイヤ・スズキ、テツト・ヤマダ、ハヤト・サカモト。彼らはとても良い選手だった。メジャーレベルでもプレーできると思う。ただ、実際にこっちに来てやってみないと分からない。米国、韓国、日本はそれぞれ雰囲気が違うし、野球も違うからね」と言葉をつないだ。

 パドレスではダルビッシュ有投手と同僚だ。「よく話しているよ。投手、打者とポジションは違うけど、それでも学ぶことはたくさんある。ベテランで毎日質問をしている。とても良いチームメートだよ。どうすればメジャーの生活やメジャーの選手に適応できるか。そんな話を聞いている。彼はここでもベテランだからね」と目を輝かせた。

 韓国とアメリカの違いについては「数多くあるけど、技術のレベルや才能のレベルが違う。雰囲気も全然違うね」と語った。「この街が好きだし、このチームが好きだ」。まずはポストシーズン進出へ全力を注ぐつもりだ。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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