元ヤクルトの村中恭兵が現役引退 BC栃木が発表「悔いなく選手生活を終える」
「良い時も悪いと時も応援してくださったファンの皆様には感謝の気持ちでいっぱい」
ルートインBCリーグの栃木ゴールデンブレーブスは22日、元ヤクルトの村中恭兵投手が現役を引退し、チームを退団すると発表した。
2005年の高校生ドラフト1位で東海大甲府高からヤクルトに入団した村中。3年目の2008年に21試合に先発すると、5年目の2010年に初の2桁勝利となる11勝をマーク。2012年にも2完封を含む10勝を挙げたが、その後は故障にも泣かされ、徐々に登板数が減少。2019年オフに戦力外通告を受けた。
退団後はオーストラリアリーグでプレーを続け、2020年には琉球ブルーオーシャンズへ。1年で退団すると、今季は栃木に加入していた。栃木では17試合に登板して、2勝5敗1セーブ、防御率4.06という成績だった。
村中は球団を通じて以下のようにコメントした。
「この度、現役生活を引退することに致しました。16年前、プロ野球選手としてスタートした時には、周囲のレベルの高さに厳しさを感じましたが、ただがむしゃらに野球に取り組んできました。その結果、今日まで野球を続ける事ができました。思い返してみると、良い思い出よりも怪我や不調だった時の事が思い出されますが、色々な方々のご指導、サポートのおかげで、全力で腕を振り投げ続けることができました。これまでご指導いただいた監督、コーチ、選手、スタッフ、家族、そして良い時も悪いと時も応援してくださったファンの皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。今シーズン、栃木ゴールデンブレーブスに入団させていただき、最後まで挑戦し続けることが出来たので、悔いなく選手生活を終える事が出来ます。本当にありがとうございました」
(Full-Count編集部)