借金12のうち“8割強”がヤクルト戦… 強打のDeNAが途端に打てなくなるワケ

DeNAはチーム打率.258も…対ヤクルトでは.233に低迷

 いったん火がついたら止まらない爆発力を秘めるDeNA打線は、チーム打率.258。ヤクルト、広島と僅差のトップ争いを演じているが、ヤクルト戦となると.233と極端に落ちる。「ヤクルトバッテリーにうまく攻められているというところですね。(対戦成績が悪い)要因の1つだと思います」と三浦監督は言う。

 21日の対戦でも、相手先発のスアレスに5回2失点と抑えられ今季5勝目を献上。スアレスにも今季4戦0勝3敗、対戦防御率2.57と極端に分が悪い。スアレスもサイスニードに似て、150キロを超えるストレート、ツーシームが持ち味。DeNA打線には外国人投手の球威のある、しかも微妙に変化するストレートを苦手にする傾向があるようだ。

 逆にヤクルトにとってDeNAは、貯金15のうち3分の2の10を稼がせてもらい、6年ぶりの優勝を狙う上で今後、ますます大切にしたい“お得意様”。この対戦は残り5試合。ハマの番長率いるベイスターズは、意地を見せることができるだろうか。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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