「うちで1番すごい」妹は甲子園胴上げ投手 帝京大・島野が感じた悔しさと原動力
ここまで4連敗だった帝京大は15安打9得点で快勝、島野圭太が決勝打を含む2安打の活躍
長いトンネルからやっと抜け出した。26日に川崎市の等々力球場で行われた首都大学野球1部リーグ戦で、帝京大は筑波大に15安打の猛攻を浴びせ9-2で勝利した。開幕からの連敗を4で止める決勝打を放ったのは、「7番・一塁」で先発したルーキー・島野圭太内野手だった。
「結果が全然出せなくて……。なんとかチームの力になりたいと思っていました」とホッとした様子を見せる。帝京大は開幕から4戦4敗。苦しむチームを救ったのは、1年生の一振りだった。
初回に1点を失い、一瞬嫌な雰囲気が流れたが、裏の攻撃で3得点しすぐにひっくり返した。島野は同点に追いつきなお2死満塁で打席に立つと、左打席から三塁後方に詰まった打球をぽとりと落とし、決勝の2点適時二塁打とした。
「連敗していたので、雰囲気を変えていこうと。いい雰囲気で入れたと思います」。その一打でチームは、勢いに乗った。蓋を開けると15安打9得点で快勝。悪い流れを一掃した。