鷹・工藤監督も「本当に頼りになる」と信頼 11試合連続無失点の24歳が担う重要な役割
工藤監督も認める重要度「その存在は投手陣において非常に大きい」
ここからの最終盤においても重要な“武器”となりそうだ。今シーズンも残り22試合。逆転優勝に向けて負けられない戦いは続く。今後は千賀、マルティネスといった先発陣は中5日での登板が増えていくことが想定される。リリーフ陣も特に岩嵜、モイネロ、森はこの3連戦のように、時に3連投をしなければならない時もある。その状況で、松本の存在感が光る。
「間隔短く投げないといけない投手もいる中で、全力でどこまでいけるか。その中で松本くんが1人いて、2イニング任せられるとなると、7、8、9回に繋げられる。また彼ら(勝利の方程式の3人)の連投が続いているとなれば、最後、松本くんで長いイニングというのも投げられる。その存在は投手陣において非常に大きい」。指揮官もそう語る。
「いい投球をした後は、それができなくなる不安が常にありながら投げているような感じ。伸びていくことはいいですけど、相手チームが意識することも増えてくる。対策を練る可能性も増えてくる。そういった中でどう抑えていくかは考えていかないといけない」と今後の課題も口にしていた松本。先発と勝利の方程式を繋ぐ“黒子”ながら、今のソフトバンクにとって不可欠な存在となっている。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)