ホークス松田、刻んできた300本の“熱男弾” 奇跡のVへ「僕もその一員になりたい」

シーズン3度のサヨナラ弾、鷹の祭典3試合連続など

 松田のプロ初本塁打はプロ1年目の2006年4月22日。京セラドームでのオリックス戦の7回にレフトスタンドに突き刺した一発だった。1年目は3本塁打に終わったが、3年目の2008年には初の2桁となる17本塁打を記録した。

 その後も本塁打を積み重ねて2015年に自己最多となるシーズン35本塁打。この年はシーズン3度(4月2日・通算128号、6月11日・通算142号、9月6日・通算157号)のサヨナラ本塁打を放ち、工藤ホークス初年度のリーグ優勝に大きく貢献した。この年のチームスローガン『熱男』。本塁打後の熱男パフォーマンスはいつのまにか松田の代名詞となり、現在も継続中だ。

 さらに2018年、2019年には2年連続の30本塁打をクリアするなど、鷹の中心打者として常勝軍団を支えてきたが、積み上げてきた数字以上に印象深い本塁打が多いのがいかにも松田らしい。

 2010年5月4日には初回満塁弾(通算41号)。2011年4月17日には1試合2本を放ち、2本目(通算56号)が自身初のサヨナラ弾となった。また同年の「鷹の祭典」では3試合連続弾(通算69号~71号)、2018年にも自身2度目となる「鷹の祭典」3試合連続弾(通算227号~229号)を放ち“鷹のお祭り男”のイメージを定着させた。2019年の開幕戦では通算1500本安打を通算245号となる本塁打で飾っている。

思い出深いプロ1号「王監督がなかなか結果が出ない中で1本打つまで使っていただいた」

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