リーグ3連覇を知るベテラン・小窪哲也 優勝を目指すロッテにもたらすものとは?
小窪哲也のキャプテンシーは、優勝に向けたラストピースとなるか
小窪は、長年キャプテンや選手会長などのまとめ役を務めてきた経験を持つ。昨季、大ベテランの鳥谷の加入がチームの2位躍進に寄与しており、小窪にもそれに近い役割が期待されるところだろう。
現在のロッテのメンバーで、レギュラーとしてNPBでリーグ優勝を経験したことがある選手は、小窪に加えて、鳥谷(2005年・阪神)、美馬学投手(2013年・楽天)、レアードと岡(2016年・日本ハム)、福田秀(2010年、2011年、2015年、2017年・ソフトバンク)の6名だ。
鳥谷と福田秀は現在1軍に帯同していないため、「勝ち方」を知っている小窪の存在は、チームにとって大きな意義を持つ。実際の数字を見ても、小窪が1軍昇格して以降のチームは9勝4敗2分と、好調が続いている点は見逃せない。
代打としての実績に加え、豊富な勝利の経験という無形の財産を持つ小窪。優勝争いを勝ち抜くうえで、その存在が若きチームにどのような化学反応をもたらすか。ベテランがグラウンドやベンチで見せる一挙手一投足にも、ぜひ注目してみてはいかがだろうか。
(「パ・リーグ インサイト」望月遼太)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)