大谷翔平の大飛球に「ホームランかと…」 あわや“同点弾”に敵将はヒヤヒヤ
すでに100敗のレンジャーズが貴重な勝利をつかむ
■レンジャーズ 7ー6 エンゼルス(日本時間1日・アーリントン)
エンゼルスの大谷翔平投手が敵将をビビらせた。9月30日(日本時間10月1日)のレンジャーズ戦ではノーアーチに終わったものの、5打数で長打ばかりの2安打。さらに9回に打ち上げた左翼への大飛球に「ホームランかと思った」とクリス・ウッドワード監督は肝を冷やしていたようだ。
問題の場面はエンゼルスが1点を追う9回、先頭で打席に入った大谷は低めのカーブを高々と打ち上げた。左翼方向へのフライは飛距離368フィート(約112メートル)。左翼手のピーターズが猛ダッシュし、フェンスにぶつかりながらキャッチした。46号へあとわずか、という当たりだった。
ウッドワード監督は「入ると思ったというのが正直なところだ。間違いなく肝を冷やした。DJ(左翼手のピーターズ)は本当に良いプレーをしたと思う」と安どの表情。入っていれば試合は振り出しに戻るところだったからだ。
レンジャーズはア・リーグ西地区最下位で、優勝を決めたアストロズから34ゲーム差に沈んでいる。「昨日100敗目したばかりだった。そして今日デーゲームで、昨夜は嫌な気分のまま就寝した。選手たちもよく眠れなかったのかもしれない。球団史の中で長いこと経験しなかったことが現実となり、嫌な気分だろう。今日の試合は選手たちがお互いに力を合わせ、良い打席を送っていた」と、勝利の喜びをかみしめていた。