残り3試合で4球団にWC進出の可能性 大混戦のPO争いを演出した最下位球団
Rソックスはヤ軍に3連敗、オリオールズに1勝2敗と失速
■オリオールズ 6ー2 Rソックス(日本時間1日・ボルティモア)
レッドソックスは9月30日(日本時間10月1日)、敵地でのオリオールズ戦に2-6で敗れ、ア・リーグのワイルドカード(WC)争いでマリナーズと並んで2位タイとなった。ア東地区最下位に沈むオリオールズとの3連戦に1勝2敗と負け越し、残り3試合は負けられない情勢となった。
ワールドシリーズを制した2018年以来、3年ぶりプレーオフ進出を目指すレッドソックスに黄信号が灯った。ヤンキースとの3連戦に3連敗した後、オリオールズとの3連戦を負け越し、マリナーズに並ばれた。ア・リーグのWC争いは同日時点でヤンキースが2ゲーム差でトップ。レッドソックスとマリナーズが2位で並び、ブルージェイズが1ゲーム差で追う展開に。AP通信は「オリオールズはシアトル、トロント、そしてニューヨークと友達になっている」と伝えた。
記事は「オリオールズがプレーオフ進出を目指すレッドソックスに更なる一撃を食らわした」とし、「マリナーズ、ブルージェイズ、ヤンキースにとっては大歓迎のニュースだ」と指摘する。
残り3試合で4チームにWC進出の可能性が残る大混戦。1日(同2日)からナショナルズとの3連戦に臨むレッドソックスのアレックス・コーラ監督は「間違いなく我々は勝利しなければならない。シリーズを勝たなければいけないと話していたが、(ヤンキースとオリオールズとの)最後の2シリーズを落としてしまった」と悲壮感を露わにした。
オリオールズは、自軍ファンが勝利を喜び、これにヤンキース、マリナーズ、ブルージェイズのファンが応じる動画を公式ツイッターに投稿。マリナーズはこの投稿に対して「ラブ・ユー」と返信している。泣いても笑ってもあと3試合。4チームの争いはどんな結末が待っているだろうか。
(Full-Count編集部)