大谷翔平の四球攻め 3番を打つ“苦労人”への重圧と流儀「これはチャンスだ」

取材に応じたエンゼルスのフィル・ゴセリン【写真:小谷真弥】
取材に応じたエンゼルスのフィル・ゴセリン【写真:小谷真弥】

大谷の後を打つ3番ゴセリンはキャリアハイの成績「チームを助けるために貢献していきたい」

 エンゼルス・大谷翔平投手が熾烈な本塁打王争いを繰り広げている。その裏で懸命に奮闘しているのがフィル・ゴセリン内野手だ。今季はトラウトら強打者が離脱後、大谷の後を打つ3番打者に。9月30日(日本時間10月1日)まで101試合出場し、打率.262、7本塁打、47打点。メジャー9年目でキャリアハイの成績を残している。

 これまで“安住の地”はなかった。ブレーブス、ダイヤモンドバックス、パイレーツ、レンジャーズ、レッズ、フィリーズ、そしてエンゼルス。ダイヤモンドバックス時代の2016年に122試合出場したものの、そのうち80試合が代打での出場だった。

 毎年のようにマイナー契約からメジャー舞台に這い上がる。今季はキャンプ直前にエンゼルスとマイナー契約を結び、5月4日にメジャー昇格。スタメンの座を勝ち取った。

「良い感じだよ。僕は過去のキャリアではベンチプレーヤーのようなものだった。今年は多くの機会をもらっている。これまで楽しめているし、チームを助けるためにどんな時でも貢献していきたいと思っているよ」

8月下旬から大谷を後を打つ3番に、大谷の四球攻めは「チャンスだと考えるようにしている」

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