大谷翔平、日本選手最多94四球 指揮官はPO争い熱狂の敵地に刺激「我々の求めること」
大谷は日本人メジャー最多94四球、10戦ノーアーチで逆転キングは厳しく
■マリナーズ 6ー4 エンゼルス(日本時間3日・シアトル)
エンゼルスの大谷翔平投手は2日(日本時間3日)、敵地・マリナーズ戦で「2番・指名打者」で先発出場し、1試合2四球をマークした。シーズン94四球は2009年福留孝介(カブス)を抜いて日本選手シーズン最多。2打数無安打2四球で打率.257。10試合連続ノーアーチとなり、本塁打トップとは3本差のまま。日本人初の本塁打王の獲得は厳しくなった。
2点を追う8回に大谷の四球などで1死一、二塁のチャンスを作り、ウォルシュの右中間への28号3ランで逆転。しかし、直後の8回に4番手シーシェクが捕まった。ハニガーの左前2点打で逆転されると、シーガーの中前適時打で追加点を献上。20年ぶりのポストシーズン進出を目指すマリナーズの勢いに飲まれた。
観衆4万4414人。地元ファンは逆転勝ちに大熱狂だった。今季途中から本拠地エンゼル・スタジアムは空席が目立っていただけに、マドン監督は「ビューティフル。これこそが、我々がエンゼル・スタジアムに1年を通してもたらしたいこと、我々の求めることだ。懸命に戦い、正しいやり方でプレーし、毎年プレーオフ争いをするようなチームであれば、観客からも今日のような熱狂ぶりが期待できる。私が思うに、それこそが我々が楽しみにしていること」と語った。
(Full-Count編集部)