ヤンキースの“怠慢走塁”にNYメディア激怒 水を差すプレーに「ルールを学ぶべき」
10点を追う7回にトーレスが振り逃げも、一塁へ全力疾走を怠る
■レイズ 12ー2 ヤンキース(ニューヨーク)
熾烈なア・リーグのワイルドカード争いを続けるヤンキースは2日(日本時間3日)、本拠地でのレイズ戦に2-12の大敗を喫し連敗。大敗ムードの中で大ブーイングを浴びた“怠慢走塁”に地元メディアは「ルールを学ぶべきだ」と呆れかえっていた。
本拠地が罵声に包まれたのは10点を追う7回の攻撃だった。2死一塁の場面で打席に入ったトーレスは空振り三振。捕手が後逸し振り逃げとなったが、なぜかトーレスは軽くジョギングをするかのように一塁へ走り出した。バックネットまでボールは転々としたが楽々アウトになってしまった。
10点差と大差がついた展開だったが、トーレスの怠慢走塁をニュージャージー州最大のメディア「NJ.com」は「ヤンキースファンはトーレスが7回に振り逃げで一塁にジョギングした際に、大ブーイングを浴びせた」と皮肉った。
9月にも怠慢走塁で途中交代となっている“前科”があるトーレス。試合後にはブーン監督も「まず第一に、走らないといけない。それが答えだ」とピシャリ。熾烈な争いの中で水を差すプレーに同メディアも「その通り、トーレスはルールを学ぶべきだ」と指摘していた。
この日、レッドソックスがナショナルズに勝利し同率に。ヤンキースは最終戦で勝利すればプレーオフ進出となるが、この怠慢走塁で流れが変わる可能性もありそうだ。