澤村拓一が「大きなダブルプレーを取ってくれた」 指揮官称賛の快投でPO進出呼ぶ
乱調のエースに続き満塁から登板、併殺という最高の結果に
■Rソックス 7ー5 ナショナルズ(日本時間4日・ワシントン)
レッドソックスの澤村拓一投手が、3日(日本時間4日)のナショナルズ戦に2番手で登板しレギュラーシーズンを終えた。大ピンチを摘み、ワイルドカード(WC)枠でのプレーオフ(PO)進出へ貢献する好投に、地元メディアは沸き立っている。
澤村の登板は9月24日(同9月25日)のヤンキース戦以来。先発したセールが3回に乱れ、1死満塁からジマーマンに押し出し四球を出したところで出番が回ってきた。澤村は1ボールからの2球目、時速97.7マイル(約157.2キロ)の速球でマーサーを遊ゴロ併殺に打ち取り、ピンチをしのいだ。終盤に打線が逆転し、レッドソックスは7-5で逆転勝利。PO進出をつかみ取った。
レッドソックスの地元局「NESN」で解説を務めた殿堂入りリリーバーのデニス・エカーズリー氏は「セールを降板させて彼を登板させたのはコーラの殿堂入り采配です。ダブルプレーを生み出しました! 非常に大きなプレー!」と監督の判断と、澤村の投球を称賛。
さらに地元紙「プロビデンス・ジャーナル」のビル・コッホ記者は「ヒロカズ・サワムラは9月24日以来登板していなかった。彼はたった今3回を終わらせる重大なダブルプレーを生み出した」と久々の登板での結果をたたえた。
試合後のアレックス・コーラ監督も「サワムラが大きなダブルプレーを取ってくれた」と満足気だ。今季、大リーグで戦った日本人8選手のうち、POへ進んだのは澤村だけ。5日(同6日)に行われるヤンキースとの一発勝負でも、登板を見られるか。