阪神・佐藤輝、トンネル抜ける60打席ぶり安打は適時打 野手ワースト記録でストップ
一塁ベース上で安堵の笑み…ベンチも総立ちでガッツポーズ
■DeNA ー 阪神(5日・横浜)
阪神のドラフト1位ルーキー・佐藤輝明内野手が5日、横浜スタジアムでのDeNA戦の第1打席で右前適時打を放ち、連続無安打を59打席でストップさせた。3日には4打数無安打で、岡田幸文(ロッテ)が2016年から2018年の3シーズンにわたり記録した59打席の野手ワースト記録に並んでいたが、タイムリーで終止符を打った。
2試合続けて「7番・右翼」でスタメン出場した佐藤輝に、ようやく快音が生まれた。シーズン序盤には場外弾を放つなど好相性のハマスタ。2点を先制してなおも初回2死一、二塁のチャンスで、2球で2ストライク追い込まれるも、最後は右手一本でしぶとく右前に運んだ。
「H」ランプを灯したのは、8月21日の中日戦(バンテリンドーム)以来、実に45日ぶり。ベンチは総立ちでガッツポーズを見せ、一塁ベースに到達した佐藤輝は安堵の笑みを見せた。