体を大きくするために欠かせないタンパク質 専門家が勧める1回の食事での摂取量は
量を分けて食事の回数を増やしてもOK、就寝2時間前には食べ終えたい
自分の胃腸の機能を使って、栄養素を吸収する体づくりを心掛けてください。それからシンプルなことですが、栄養素を吸収するために良く噛んで食べるのはとても大切です。
小、中、高校生は成長期で体重が増えやすく、身長も伸びやすい時期です。成長期は「運動するエネルギー」と「成長に必要なエネルギー」が必要になります。運動のためだけではなく、成長のためにもエネルギーが必要だという事を覚えておいてください。
男子で最もエネルギーが必要な年齢は15歳から17歳になります。目安は1日2750カロリー~3150カロリーです。普通の生活活動であれば2750カロリー、スポーツ等で身体活動量が多い場合は3150カロリーとなります(食事摂取基準2020:推定エネルギー必要量より)。
1度にたくさん食べられない人は、量を分けて食事の回数を増やしても問題ありません。注意しないといけないのは食事の時間が寝る直前にならないことです。午後9時半に寝るのであれば、7時半には食事を終えるのが理想的です。
○プロフィール
酒井美緒(さかい・みお)管理栄養士/公認スポーツ栄養士。兵庫県尼崎市出身。2012年国家試験合格。女子野球チームの球団管理栄養士を担当。2016年株式会社スポーツフィールドに入社。2018年日本スポーツ協会と日本栄養士会共同認定である公認スポーツ栄養士を取得。アスリートのキャリア支援を行いながら、個人、チーム、保護者問わずアスリートの栄養サポートを業務に従事。大学の授業や行政機関のイベントにも数多くの登壇実績を持つ。Twitter:https://twitter.com/923_mio
(First-Pitch編集部)
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