西武源田、ハム西川ら常連にオリの高卒ルーキーも台頭… パ二塁打ベース到達TOP5
1位は西武・源田の7秒50、“番外編”の森友哉は10秒71…
7秒71で2位になった日本ハム・西川遥輝外野手の走塁もすごい。トップスピードに乗るまでが速い。三塁線を抜くゴロは、一塁を回った時点で既に左翼のオリックス・吉田正尚外野手がほぼ追いついていた。にもかかわらず二塁へ向かう判断をしてギアを上げ、二塁に到達。加速の素晴らしさ、身体能力の高さがこの走塁から見てとれる。
恒例の番外編は、計測中もっとも遅いタイムを記録した西武・森友哉捕手で10秒71。打球が切れて「ホームランになるか? ファウルになるか?」しか考えていなかったようである。それが、ファウルにならず、外野フェンスの上端付近で跳ねてフェアになったので、慌ててて二塁へ駆け込み、2桁のタイムになってしまった。森は決して鈍足ではない。まともに走っていれば8秒台程度で走れるだろう。
栄えあるランキング1位は西武・源田壮亮内野手の7秒50。右中間へのライナー性の打球を右翼手が回り込んで捕球する隙を見逃さず、ほとんど減速することなく一気に二塁へスライディング。途中からはやや余裕すら感じられる走りで7秒50を出してしまった。このタイムに至ったのは、打ってから減速することなく走りきったことが一番の要因だろう。
今回はランキングにソフトバンクとロッテの選手が入っていなかった。1か月間限定の計測なので、選手の名前が変わってくるのはやむを得ないことだろう。ソフトバンクには離脱中の周東佑京内野手や牧原大成内野手、ロッテには荻野貴司外野手や和田康士朗外野手といった足だけでもメシが食える選手もいる。次に機会があるときにはどんな選手が登場するだろうか?