ヤ軍コールは「真のエースだろうか?」 356億円右腕の“勝負弱さ”に米メディア疑問視
コールは16勝を挙げ最多勝を獲得もシーズン終盤は不振に
ヤンキースは今季ア・リーグ東地区2位、ワイルドカードゲームではレッドソックスに敗れ12年連続で世界一を逃すことになった。米メディアは来季に向け、エースのゲリット・コール投手と共にローテを牽引する力のある投手の獲得が必要不可欠であることを指摘している。
コールは一発勝負となったレッドソックスとのワイルドカードゲームに先発するも、3回途中3失点でまさかのKO。レギュラーシーズンでは16勝8敗、防御率3.23の成績を残しア・リーグ最多勝を獲得したが、終盤は本来の投球を見せることはなかった。
米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」は2022年シーズンに向けたヤンキースの課題を特集し、その一つに「コールは真のエースだろうか?」とローテの柱としての活躍を疑問視している。チーム内でNo.1の実力者という考えは「疑いようがないこと」とするも、終盤での失速を指摘。2019年オフに9年3億2400万ドル(約356億円)の超大型契約を結んだが、その対価はまだチームに支払われていないと見ているようだ。
チーム内にコール以外に信頼できる先発投手がいなかったことも、負担をかける要因とみているようで「コールにはヒューストン時代のバーランダーのように、先頭で引っ張る他の先発投手を必要としている可能性もある」と、一線級の先発投手の獲得が急務であることを伝えている。
昨年までは田中将大がその役割を担っていたことを言及しつつ、「圧倒的な力を持った投手をもう1人獲得することが、今オフにヤンキースのやるべきことリストに加わる必要がある」と進言していた。
(Full-Count編集部)