“戦犯扱い”ヤ軍コーチがAロッド氏に反論 「あの場面の当事者になったことがない」
グリーンモンスター直撃打球で一塁から一気に本塁突入が物議
レッドソックスとのワイルドカードゲームで敗退し、今季が終了したヤンキース。ニューヨーク紙「ニューヨーク・ポスト」で、“敗退の最大の原因”とも言われた本塁突入のプレーについてネビン三塁コーチが言及。Aロッド氏の指摘にも真っ向から反論した。
問題の場面は5日(日本時間6日)、1-3の6回1死一塁。ジャンカルロ・スタントン外野手が放った打球は、左翼にそびえ立つ約11メートルのグリーンモンスターで跳ね返った。一塁走者のアーロン・ジャッジ外野手は一気に本塁を狙いヘッドスライディングを見せたが、レッドソックスの連係プレーに阻まれアウトとなった。
ネビン三塁コーチは、打球処理をした中堅・ヘルナンデスの送球が低いこと、カットマンのボガーツへの送球がラインから逸れていたことを挙げ「私はどういう状況か理解していた。試合に勝つために自分の仕事をする。それがうまくいかなかった。彼らが素晴らしいプレーをした。重大な場面で我々にとって都合のいい結果にならなかった」と何も後悔はないことを主張した。
この試合で解説を務めていたのがMLB通算696本塁打のアレックス・ロドリゲス氏。同氏はグリーンモンスターに打球が跳ね返った場合、跳ね返った後にボールがあらぬ方向へバウンドをするような想定外のことが起きない限り、ネビン三塁コーチはジャッジを本塁に突入させる指示を出すべきではなかったと指摘していた。Aロッド氏と親交があると語るネビン三塁コーチは「彼(Aロッド氏)にとってあの状況は未経験。あの場面の当事者に彼はなったことがない。(自分の判断に)全くためらいはなかった。(ジャッジを本塁に)送りこんだ判断の正しさを信じている」と“反撃”。自らの判断に絶対の自信を示した。